【ネタバレ】映画闇金ウシジマくんPart2を観てきました

5/16公開 映画『闇金ウシジマくん Part2』公式サイト

以下ネタバレに配慮しない感想。

 

内容は原作の【ヤンキーくん】【ホストくん】をメインに進行、そこに【ヤミ金くん】の要素をほんの少し入れてきた感じでした。

【ヤンキーくん】はほぼ原作そのまま、【ホストくん】は瑠偉斗のエピソード+ドラマシーズン2で使わなかった隼人のエピソードを合体させて、それが高田の過去としてではなく全く別人のホスト「神咲麗」の物語として描かれました。こうなると実写版高田と原作版高田はますます別人ってことになりますね。実写の債務者取り押さえシーンで高田がめちゃくちゃ強いの見ると毎回吹く。

 

ヤンキーくん編について。相沢クンはまさに原作そのまま、思わず笑っちゃうしょっぱいチンピラキャラが完全再現されていて最高でした。マサルは独特な髪型に服装でちょっと変わった雰囲気のひょろいろくでなしって感じで、原作の目つきのキツいチンピラマサルと比べるとだいぶマイルドになっていて見やすかったですw(原作のマサル苦手なので笑)ショタ好きとしてはチンピラ小中学生4人組もちゃんと実写化されたのが嬉しかったです。もう少し顔を見せてくれたら尚良かった。

 

ホストくん編について。原作の「アイカ」の役割である藤枝彩香(○アヤカ×サイカ)がとても良かった!演技ももちろんですが、個人的には特に前半のシーンのゆるーい感じの私服がとっても似合っていて可愛かったのが一番のツボでした(笑)原作の「瑠偉斗」「隼人」の設定を引き継いだ神咲麗は、まず役者さんが窪田正孝さんというのが意外でした。ホストっぽいイメージじゃなかったので。でもだからこそ、いかにもそれっぽくはない人が覚悟を決めてホストで一番になる過程がすんなり入ってきたのかなという気がします。この2人のキスシーンは恋とお金の駆け引き、女の子のときめきと闇(そして病み)がひしめき合っていて非常に好きですね~。彩香がどんどん自分を犠牲にしていく過程は、演じる門脇麦さんが舞台挨拶で「彩香は普通の女の子であることを意識して演じた」と言っていた通り、とてもホストにハマるなんて考えられないような普通の女の子感を原作以上に強く感じたため、原作以上に見ていて痛々しかったです。

 

ヤミ金くん編について。正直要らなかったと思いましたwホストくん編の決着を【彩香の死】にせず【ストーカーの襲撃】にするために入れたんだろうという事情はよくわかったんですが、「かなりヤバいやつ」という触れ込みの蝦沼が思い込みが激しい行動力のあるストーカーなだけだったので拍子抜けでした。もちろんそれだけでも犯罪だし十分ヤバいんですけど、もうひと捻り入れて絡んでくるものかと思っていたので。。。ヤミ金くんのメイン設定である低賃金の違法労働も申し訳程度に触れられただけで本筋にほぼ関係してこなかったのがもったいなかったな~と思います。

 

全体的な感想。延々とチンピラとホストの内輪話を見せられている感があって、地味だな~と感じたのが正直なところです。ヤンキーくんとホストくんの二本立てじゃなくて別のエピソードとの組み合わせの方が面白く感じたかもしれない。でもDVDを買ってまた見たいと思うのでなんだかんだ面白かったし好きなんですが。。。笑

最後に、カウカウファイナンス紅一点の摩耶さん(久保寺瑞紀さん)が素敵で大好きなのでスクリーンで様々な衣装の摩耶さんを見られて嬉しかったです。雨男くんの登場にもほっこりしました。